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2012年11月21日水曜日

ケーキづくり教室ACT 実施のご報告


こんにちは。今季ITPR委員長を務めさせて頂きますL田村です。

今回が初の投稿になります。

大変、長らくお待たせを致しまして申し訳ございません。

四方Lに記事を頂きましたので掲載します。

児童養護施設「ケーキづくり教室」実施報告

東京ワンハンドレッドライオンズクラブは、能楽、歌舞伎の伝統芸能、国技である相撲など様々な世界で活躍する多士済々のクラブメンバーの経験と経歴を活かして、次代を担う子供たちに日本の伝統を伝え、体験するアクティビティとして「東京ワンハンドレッドライオンズクラブ Kids Project」を企画しています。
 現在、全国564の施設に家庭の事情(虐待、肉親の死去等)で家族が養育できない児童約34,000人(乳児を除いた18歳まで)が生活しています。
 施設で生活する児童は18歳になると自立しなければならず、学業と同時に、職業体験(アルバイト)を通じて自分に合った職にめぐりあい、就職することによって安定した生活が送れるよう指導を受けています。
今回のアクティビティでは、親と離れてすごさねばならない子どもたちに少しでも楽しいひとときと、子どもの憧れの職業の一つである“パティシエ”と一緒にケーキを作ることによって憧れや夢だけでなく現実の職業として考える“未来に夢をもつ体験”をプレゼントしたいと願い、2010年10月に続き、山本光二ライオンの協力により、10月20日都内児童養護施設の児童19名を招き「ケーキづくり教室」を開催しました。
 
今回は、阿部かな子副会長の提案により都内マンションの多目的ルームを使用して実施することにしたことから、今春完成したスカイツリー見学と、隅田川から日の出桟橋までの水上バスツアーにも招待することにしました。

 参加した19名の中には、2010年ケーキ教室や、2011年ちびっこ力士体験に参加した子供の姿も見受けられ、彼らも覚えてくれていました。
 スカイツリーを見上げながら記念撮影を行い、館内商業施設をぐるっと回り、レストランでハンバーグランチを食し、最後にお小遣いを握りしめショッピングを楽しみました。
 お土産購入時も、わざわざここで買わなくても近所で買えるカードゲームや漫画を購入する子もいれば、スカイツリーや可愛いグッズを探したり、先生のお土産を吟味する子など、子供達の性格の違いも垣間見えました。
 お小遣いも千円までと決まっていたのですが、既に今月のお小遣いを使い果たした子もいて、同行した田村L、富永Lが所持金で買えるお土産探しに奔走されていました。
 水上バスも思いがけず混雑していましたが、熱心に水上からの景色を眺めていたり、あれこれ質問してくる子もいれば、疲れてまどろんでいたり、グループでゲームをしている子もいて、子供の興味は色々な所にあることを感じました。

ケーキづくり教室では、山本L指導のもと、阿部かな子副会長以下女性メンバー6名が子どもたちと「カップデザート」を180個つくりました。

 
先ず、山本Lがお手本となるカップデザートづくりをはじめると、騒がしかった子供達が真剣なまなざしで見入り、チョコや色とりどりの果物、フルーツソースでトッピングをし、最後にクッキーを乗せて完成させると大きな拍手が鳴り響きました!
そして、子供達にパティシエの帽子をプレゼントし、各グループに分かれてカップデザートづくりを開始しました。今か今かと待ちわびていた子供達は、生クリームづくり、ケーキ生地の切り分け、果物のカットと、用意された材料の準備から盛り付け・トッピングまで慎重に丁寧に作業する子もいれば、手早く豪快につくる子もいて、それぞれの性格が良く表れていたような気がします。
山本Lのお手本を参考に、個性豊かなカップデザートが次々完成しました。子供達のケーキづくりに取り組む姿に施設職員からは知らない一面を見たとの声も上がっていました。自分でつくったカップデザートを試食すると“おいしい!”の大歓声が木霊しました。もっと食べたい!と2個目の催促もありましたが、学園で皆と食べるお楽しみにとっておくことにしました。

最後に、伊賀会長から修了証書と記念品(スカイツリー3Dボールペン)をひとりひとりにプレゼントすると、笑顔でケーキづくりを体験できて楽しかった!美味しかった!とお礼の言葉が寄せられました。

今回は、7名の職員と5名のメンバーでケーキ教室の他スカイツリーに案内しました。過去2回のアクティビティでの経験があるので安易に考えていましたが、子供を外に連れ出し案内することが如何に大変か思い知りました。迷子や事故防止などの安全に加え、誘導、各現場の事前打ち合わせ、準備も重要と改めて認識しました。
また、会場での準備について、手洗い用のタオル、ハンドソープ、消毒液、台拭き、ゴミ袋の準備まで気がまわらなかったことは大きな反省点でした。

今回参加した同じ年頃の子どもを育てている親として、親と一緒に暮らせないことを悲しく思い、今回のアクティビティで接した子どもたちの楽しそうな表情と、真剣にケーキづくりに取り組む姿に、より一層胸が痛む思いでいっぱいでした。
ただ、ひとりひとり接していると可愛く良い子が多いのですが、一部、感謝の気持ち、ルールを守るといった社会生活に欠かせない観念、躾に欠ける子供も少なからず見受けました。
学園で生活する子供達は家庭のバックアップを得られないまま成長し、高校卒業と同時に施設を出て独り暮らしを開始することから経済面でも大きなハンデを抱え、前途に大きな困難が待ち受けていることは否めません。
全ての問題に我々が関われる訳ではありませんが、このような問題を抱える子供達と
知りあった我々がどの様に関わるのか、今回のアクティビティの意義も含め議論したうえで今後の本アクティビティの在り方について検討していくべきだと思います。
 今後もメンバーと協力して、子どもたちに少しでも楽しいひとときと、 “未来に夢をもつ体験”をプレゼントしていきたいと思います。
 今回のケーキづくり教室にご協力ご参加戴いたメンバー皆さんに感謝申し上げます。

以上      
                               2012年10月26日
                                               四方克彦


その他の写真はこちらでご覧下さい

阿部Lの記事もご覧下さい


以上でブログの初投稿を終わります。

PS このような感じで随時、更新して参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

                                                 L田村 雄

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